香川県高松市の

歯を失わないための噛み合わせ専門歯科

吉本歯科医院の院長 吉本彰夫です。

 

 

単なる長生きではなく

健康で充実した毎日を過ごすことができている生活。

 

その鍵となるのが「かみ合わせ」であると私は確信しています。

 

あなたの歯とアゴは、

全身のバランスを保つ重要な器官です。

もっと詳しく言えば、

あなたの下あごは、

全身バランスを司る重要な器官なのです。

 

 

歯の噛み合わせというのは、

実は下あごの骨の状態から

考えます。

 

 

まず下あごがどんな構造になっているか

知って下さいね。

 

 

下あごというのは、

頭蓋骨に対して固定されることなくただぶら下がっているもの

なのです。

 

あなたの下の歯と下顎はくっついています。

 

こんな感じです。

ご自分の頭蓋骨を触ってみながら確認してみて下さいね。

①上の歯は、頭蓋骨にくっついている存在

②下の歯は、下顎にくっついて固定されずぶら下がっている存在

 

こうやって下あごはぶらんぶらんと右へ左へと大きく揺れます。

 

頭蓋骨に固定された上あごとは違い、

下あごはこうして自由に動けるようになっています。

 

下あごが自由に動けなくなっている方は

下記のようなさまざまな症状が出ます。

 

口があきにくい

頭痛や肩こりがひどい

耳鳴がする

顎の動きが悪い

顎が痛い

段差のないところでつまずく、転ぶ

 

 

下あごは正面からみるとこんな感じです。

下あごは振り子のようなっているんです。

体の動きに対して体の重心を整えるための

「振り子」のような役目をします。

 

下あごは体の中で

左右に渡ってぶら下がっている

唯一の器官です。

私達は、

下あごが右へ左へと

振り子のように自由に動けることによって

微妙な平衡感覚を保っていられるのです。

 

つまり、まっすぐ歩くことができたり

まっすぐ立つことができるのです。

 

グッと噛みしめて、

踏ん張ることができるのです。

 

 

下あごがおかしいと全身のバランスを崩してしまう

ということが起こります。

 

 

「良い噛み合わせ」とは

下あごが無理な力がかかることなく自然にぶら下がっていられる状態

 

と私は考えています

 

つまり下あごが「振り子」のようにスムーズに動けるようになっていることが必要です。

歯を大きく削ったり

歯が磨り減るだけでも

噛み合わせは簡単に崩れます。

 

奥歯を1本失っただけで、

あっけなく噛みあわせは崩れます。

 

 

何度も何度も同じところを治療し、

その度に削っては詰めて、

削っては詰めてを繰り返してきた。

 

その結果、

歯の神経を取ってしまった、

噛むために必要な歯の強度を失ってしまった、

壊れて抜かなければならないということが起こっているのです。

 

 

 

特に奥歯

あなたの全身を支えている

大黒柱のような存在と思って下さい。

奥歯を抜いて入れ歯にした途端

一気に体調が崩れてしまった

一気に体に力が入らなくなった

という話を聞いたことがあるかと思います。

 

 

それは

大事な大黒柱を失ったから、です。

 

今までしっかり支えてくれていた

大きな柱を失ったことで

他の家族、お母さんや子供達が

力を分散させて

支えなくてはならなくなったから、です。

 

おみこしだと思って下さい。

 

力の強い大人が抜けて子供だけになったら

一気に傾きますよね?

歯を削ることで

噛み合わせは崩れます。

 

奥歯を抜いてしまったけど、

何も入れず抜けたままにしている方は

残った他の歯に負担のしわ寄せがかかってきます。

 

ドミノ倒しのように

他の残っている歯が倒れはじめます。

 

あなたのお口の中にある親知らずを除く28本の歯たちは

28人みんなで絶妙なバランスをとって

存在しています。

 

 

 

たかが歯1本くらいなくなったって

まだたくさんあるじゃないか!

というわけにはいかないんですね。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=CrTvHSGAZxo

親知らずを抜かずにおいておくことで歯を失うこともあります。

動画をご覧下さい。