香川県高松市の

歯を失わないための噛み合わせ専門歯科

吉本歯科医院の院長 吉本彰夫です。

 

 

ある患者さんの初診時のお話です。

 

Hさんは、同じところが何度も何度も痛くなり

何度も歯医者さんに通い治療を繰り返していました。

 

そして、ある歯医者さんで

「悪くなっているのでこの歯はもう神経を取ってしまいましょう」と診断されました。

「歯の神経を取る」ということに

なんとなく腑に落ちないなあ

という思いがあったそうです。

 

 

私はHさんのお口の状態を

詳しく診させて頂きました。

 

私の診断では、

「歯の神経はまだ生きているので

神経を取らなくても良い」

という判断でした。

 

診断が変われば

その後の治療は

まったく違うものとなります。

 

 

歯の神経を取るということは

その歯は死ぬ

ということを意味します。

 
心臓がバクバクと生きていた状態から

内臓を抜いて剥製(はくせい)にした

という状態になることです。

 

 

生きている木の枝は細くても

簡単には曲げても折れません。

 

枯れ木はすぐに

ポキッと折れてしまいます。

 

 

その歯はたとえ表面的に

見た目は白くきれいな歯であっても

歯の神経を取っているので枯れ木と同じです。

 

強度は1/10まで一気に落ちます。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y

歯の神経を取るとどうなるの?動画もご覧下さいね。

 

 

 

なぜなら神経を抜いているので

歯に栄養や水分が届かないから、です。

 
何か力がかかった瞬間に

ポロリと歯が折れてしまうことも

十分考えられるのです。

 

硬いものを咬んだ瞬間に

パキッと歯が折れるかもしれない

 

寝ている間の歯軋りで

歯に亀裂が入るかもしれない

 

毎日の食事で噛み合う力で

歯がグラグラ揺れてくるかもしれない。

 
だって、死んだ歯なんですから。

 

歯の神経を取る=生きている歯から死んだ歯になる
ということをどれほどの人がご存知でしょうか?

 

 

現在日本で行なわれているほとんどの

虫歯治療は

悪いところは歯の神経ごと取ってしまいましょう

という発想です。

多くの虫歯治療の場合は

虫歯の原因は

バイキン」であると考えられています。

 

だからそのばい菌を取り除こうという考えです。

 

 

たとえば病気で足が腐ってしまったとしましょう。

このまま放置しておくとばい菌が体内にどんどん入っていきます。

 

腐ってる範囲がどんどん広がって

どんどん切り取らなくてはいけなくなってくるので

場合によって命を落とすかもしれません。

 

だから悪くなったところは、不自由にはなりますが、

足そのものを切り取ってしまいましょう。

という発想です。

 

 

悪いところを削ってのけるのです。

歯も同じです。

 

 

虫歯菌が入り込んでいる部分を全て削って

のけてしまおうという考えです。

 

 

そしてバイキンが神経部分に達しているのならば

神経の中にバイキンが入っているわけだから

神経ごと取ってしまおうという発想なのです。

 

 

それを確かめるのは

う触見地液(うしょくけんちえき)

という赤い液体があるのです。

その液をたらして、その液が赤くつくところは、

すべて削って取り除く

といように大学では教えております。

 

 

バイキンが歯の神経のほうまでいってしまうと、

歯の神経を抜かなければいけないのです。

 

 

では神経が死んでしまった歯はどうなるのでしょうか?

 

神経が死んでしまってるので神経は痛いとはいいません。

痛みを感じません。

 

だから治療しなくていいのか?

と考えられるのかもしれません。

 

しかしながら歯の根っこというのは何で支えられているのか?

骨で支えられているのです。

 

畑に植わっている大根のように

固い土のように骨で覆われているのです。

その根っこをバイキンが侵されたままおいておくと

根っこのまわりの骨が溶けてしまうのです。

 

 

だからはやく根っこを取り除きそこのばい菌を、

ばい菌の周囲ごと削って取り除きましょう

という考えなのです。

 

こういう発想なのです。

 

いわゆる外科的な考え方なのです。

 

 

ほとんどの方は

歯医者は歯を治せる

と思ってこられている方がほとんどです。

 

しかしながら歯医者は歯を治すことはできません。

 

 

一般的な虫歯治療は

大きく歯を削り取ります。

 

 

大きく削るから

削ったぶんだけ、

歯の神経に近くなります。

 

 

歯の神経に近くなるから

「痛い、しみる」ということを感じるようになります。

 

歯の神経にまで痛みが到達したなら

ほとんどの医院では

「この歯の神経はもう抜くしかありません。」

「神経を取らないと痛みは消えません」

という診断になります。

 

 

こうやって

みなさんは、歯の神経を取ってきたはずです。

 

 

虫歯部分を大きく削り取ってかぶせ物でふたをする

これは一般的な歯科治療では普通ですが
このような方法を吉本歯科医院では行なっておりません。

 

削る部分は極力最小限におさえ(全く削らないわけではありません)
虫歯部分を消毒し、お薬を繰り返し
入れていくことで
治療を行っております。

 

一般的な虫歯治療が、外科的発想だとしたら

私共で行なっている虫歯治療は内科的発想だと

お考え下さい。

 

一般的な虫歯治療で削るほんの◯分の1程度の削る量です。

ほとんど削らずに治すため

神経にさわる距離にまでまだまだ余裕があります。

 

 

歯の神経を取ると歯の強度は一気に10分の1にまで落ちます。

https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y

歯の神経と取るとどうなるの?動画もご覧下さいね。

 

 
薬で治す虫歯治療に吉本歯科医院の虫歯治療、歯の根っこ治療の詳細を

ご案内しておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://www.8181118.com/menu/02info.php